■パソコン
必須。
動画制作と言うのは基本的にCPU負荷が高く、エフェクトなどを掛けまくるとプレビューや書き出し中にCPU使用率が100%に張り付く事もザラ。
強力であればあるほどいいが、言うまでもなく財布と要相談。
ただ本当に軽い編集であればGPD-WINのようなポータブル機でも行けるらしい。
スマホにも動画編集アプリは存在するが、セヤナー劇場のような多数のレイヤーを使う物はまず無理である
高負荷なものの例
・エフェクト、特に発光やモーションブラーなどはプレビューできない程重い
・テキストはアンチエイリアス(縁を滑らかにする効果)が掛かるので量によっては思った以上に負荷がある
・動画ファイルレイヤーはCPUだけでなくメモリも食う
・画像は同サイズならjpgが圧倒的に軽いので、背景にはpngなどよりjpg画像を使ったほうがよい
・加算など、画像・動画レイヤーの合成モードを通常以外にすると重くなる
・音声は重くなりにくいが、vstエフェクト(※)を使うとその限りではない
※音楽制作ソフト上でトラックにエフェクトを掛ける、プラグイン規格に沿ったソフト。
一部動画編集ソフトが対応し、AviUtlもプラグインを通して使用できる
■外付けHDD
CPU負荷もそうだが、未圧縮の動画ファイルがかなり容量を食うのも問題になる。
実況などのためにデスクトップ撮影したもの(劇場を作るなら必要ないが)や、書き出したaviファイルを保管するために外付けHDDを揃えておくとよい。
数TBのものが1万円しない時代で本当に良かった。
■画像素材、音声素材
好きなスライムたちの姿や背景、それを彩るBGMにSEも忘れずに。
手間を惜しまないなら自作も可。
素材はそれぞれの規約をちゃんと確認しよう。
■VOICEROID、VOCALOID、CeVIOなどキャラ付きの読み上げソフト
スライムたちを自由自在に気の抜ける高周波ボイスで喋らせるのに必須(ボカロは読み上げではないが)。
ボイロ、ボカロ、チェビオでそれっぽく喋らせる方法は当然違ってくる。
なお音街ウナtalkexはボイロ扱いではないが、ボイロと共通のAITalkエンジンを使用しているので使用感は同じ。
セヤナーをしゃべらせたい場合は
VOICEROID2琴葉茜・葵を購入しよう。
Q ボイロ1とボイロ2ってどっちが良いの?
A 特別な理由がない限りボイロ2で問題ない
■動画編集ソフト
AviUtlがあれば何とかなるが、言うまでもなく使えるならばどんなソフトを使用してもいい。
以下に代表的なものをあげる。
・Windowsムービーメーカー
OS標準の動画作成ソフト。
簡単なカット編集などができるが、例によってあえてこれを使う意味は薄い。
・Aviutl
ニコニコ、YouTube向け動画作成ソフトの超定番。
圧倒的に使いやすく、しかも無料。極端な事を言えば、これ以外のソフトは考えなくていいレベルで鉄板である。
そのためセヤナー系動画のみならず、ニコニコに上がっている動画の多くはこのソフトによって作られていると言っても過言ではない。
ただし拡張プラグイン(無料)を入れないとなにもできないので注意しよう。
・ゆっくりムービーメーカー
Aviutlのサポートソフトのひとつ
これを使うことによって字幕の挿入が簡単になったり、キャラクターの瞬きや口パクの処理も楽にできる
逆に言えば、それらの要素がないのであれば使わなくてもいい
・ニコトーク
Aviutlのサポートソフトのひとつ
ゆっくりムービーメーカーとの選択になるが、こちらはボイロ2に対応していなかったりするので注意が必要
台本を先に作ってから動画部分を制作する形になるので、用途としては劇場系の動画を作るのに向いている
ただ、制作方法自体が少し特殊になってしまうので、あえて使用しないという選択肢もあり
・After Effects
プロ御用達の高級動画編集ソフト。Adobeファミリーの一角
非常に高機能だがそのぶんマシンパワーの要求も大きく、操作も複雑なので使いこなすのは至難の業である
■エンコーダー
作った動画は、エンコードという作業を挟まなければ動画サイトに投稿することができない。
エンコードは動画作成ソフトでもできるのだが、それ専門のソフトを使ったほうが良いということで、
「動画作成ソフトでそのまま書き出し→エンコーダーでエンコード→ニコニコやYouTubeに投稿」
という流れが王道である。
以下に有名なエンコーダーを記す。
・つんでれんこ
エンコードに関する知識がなくても、適当に操作するだけでなんかいい感じにやってくれるすごいソフト。
開発終了としながらもニコニコ仕様変更の度にアップデートをリリースする作者様が一番ツンデ…(ry
・午後のこ〜だ
音声用のエンコーダー。直接書き出しではなく製作途中で使える。
・A's Video Converter
CPUよりも遥かに高速なGPUによるエンコードに対応しているフリーソフト。
つんでれんこと違い色々設定しないといけないが、複数ファイルを同時にエンコード可能など高機能。
GPUエンコは早い分、CPUに比べビットレート当たりの画質で劣るとされる。
・Aviutl
実はエンコーダーとしても優秀で、x264guiExと言うプラグインを使用して直接mp4形式で書き出す事も出来る。
設定→圧縮の設定→プラグイン出力の設定からx264guiExによる出力のビットレートなどを設定し、
ファイル→プラグイン出力からその設定によるmp4書き出しが出来る。
また出力用のプラグインは他にも存在し、GPUエンコードを使いAviutlから直接書き出す機能も追加できる。
全て上記のx264guiExの作者様によるもので、自分の環境にあった物を選んで使用可能。
作者様には感謝のエビフライ踊りを捧げましょう。